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大濵紙は画用の紙

日本は世界でも珍しい多品種の紙を生産する国です。日常目にする新聞紙やトイレットペーパー、テッシュペーパーは勿論、印刷物や書籍などに用いられる紙の種類は驚くほど多様です。目に着かないところでも電子部品などに用いられる工業用の特殊な紙などを含めルト、数え上げたらきりがないとおもわれるほど多種多様の紙があります。その中で、世界と比べて特に際立っているのが、手漉き紙の一群の存在です。これらは千数百年の歴史があります。つい100年ほど前までは全国で二万軒以上の紙漉き屋がありましたが現在は随分少なくなったものの、全国各地でそれぞれに特色のある紙が連綿と漉かれています。

株式会社かみ屋が製造販売する大濵紙は、その長い伝統のある手漉き紙の一群に属するもので、特に絵を描くために優れた資質を持っています。素材は「楮」の一年枝の樹皮内側白色部位と5年生程度の「雁皮」の樹皮内側白色部位との混合材料を用います。千年以上に亘って培われてきた最高の技術を駆使した画材である「墨」「顔料」の発色性に優れ、経年によって劣化現象が発生しにくいという絵画・美術用紙として不可欠の二大要素を満たすように造られています。

日本にはその見本となるべき、千年を経てもいまだに健全な状態で残る紙が沢山あり、そうした紙の調査・研究によって得られた技術情報をもとに、製紙においてもっとも重要である材料処理工程においては、そのすべてを人間の手作業によって行っています。こういった生産方法は「量」の観点から見れば非常に生産効率は悪いものの、求める性能を実現できる唯一の方法です。結果は非常に明瞭であり、最近の美術保存科学分野における学術的研究で行われた強制劣化試験の結果は、現在市販されている美術用画用紙の中で他紙と比べて圧倒的な保存性の高さが証明されています。

その信頼性の高さは大手の美術展に於いて「大濵紙」に描かれた作品だけによる展覧会が毎年開催されているという事実からも明らかです。


 

大濵紙特別版

手漉き紙の産業分野でも一際上質な紙を造り続ける紙漉きが居ますが、その技術力の高さにより「日本の国の宝」として国指定重要無形文化財として指定されている「岩野市兵衛」氏です。岩野家は江戸時代より続く行政府の高位の者だけに使用が許された特別な紙「奉書紙」だけを漉き続けてきた紙漉き屋なのです。

 本来であれば「奉書紙」以外の紙は漉かない市兵衛氏はかみ屋の特別な注文により画用の紙を漉いています。その成分組成は大濵紙と同じく「楮」と「雁皮」の混合です。このかみ屋督造「市兵衛監修 大濵紙特別版」はその紙質絶品比類なしであり、現時点においてはもっとも高価な画用紙です。非常に重要な絵画用紙として寺院装飾などに用いられています。


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